守破離(しゅはり)

以前お聞きした、当社社長のお話しで、家庭用の固定電話とスマホの普及スピードを例に出して、「時代の流れがどんどん早くなっている、現在において、守るべきものは守って、変えるべきものも勇気を出して積極的に変えていかなければならない」との話がありましたが、それを聞いて思い出した言葉があります。

それは「守破離(しゅはり)」という言葉です。漢字で「守る」「破る」「離れる」と書きます。

                                                        <右横書き>

もとの文章は「守り尽くして、破るとも、離るるとも『本』ぞ忘るな」です。この言葉は日本古来より伝わり、能や茶道、武道等の教えのなかで出て来る言葉です。一説には、織田信長と豊臣秀吉に茶道の指導をしていた”千利休”もよく使っていたとも言われています。

意味は、どんな習い事でも、基本となる型があり、最初は忠実に基本をり、そして基本が出来たら、次は、自分で工夫して従来の型をり、そしてそこかられ、自立して新たな流派が出来る。その場合でも「基」を忘れてはならない。といことです。

仕事に置き換えると、新人の頃は、先輩や上司から基本を学び、基本がしっかり身に着いたら、次に自分で創意工夫をし改良・改善を行い、更には精進して新しいスキルを身に付け飛躍する。でもそこには、わすれてはならない基本があるという事だと思います。

by IWA

守破離(しゅはり)