開発部|2024年入社
冷凍食品の分野では、新製品の開発や既存製品の改良、製造工程の見直しや検討、そしてOEM商品などお客さまの要望に合わせたカツを設計して提案しています。また加工食品の品質を高める食品機能製剤の開発も行います。
より美味しいカツ、よりお客さまの要望に合ったカツを生み出すため、試作と評価を繰り返しながらレシピを作成していくことが開発部の仕事の中心です。私はまだ入社1年目ですが、お客さまからの要望をどのように味として表現するかを考えながら、カツの試作に関わっています。
先輩たちは新人である私だからこそ考えることができる、自由なアイデアを尊重してくれていると感じますね。一緒に試作をしながら、レシピづくりのコツを教えてもらっているところです。
開発では味だけでなく、依頼に合わせて重量設計や肉と衣のバランスも考えていきます。ときには100個以上のカツを試作することも。自分が作りたいものと売れるもの、お客さまが求めているものは違う。今はその現実を学びながら、開発の面白さと難しさを感じています。
入社後は同期全員が集まって外部でのビジネスマナー研修などを受けました。その後の3週間は工場でカツを製造するさまざまな工程を経験。使用する肉に骨などが残っていないかのチェックや丸や小判型などのカツの形を成形する工程、衣をつけて揚げるという役割も実践することができました。また品質管理などの業務にも携わることができ、原料から製品になるまでにどんな人たちが関わっているのか、そこにはどのような仕組みや管理体制があるのかを自分の目で確かめる時間を持てたことは、その後開発部に配属になってからも役に立っていると感じています。
開発部では新人ながら担当を持ち、依頼に合わせた味の調整などを行った製品が販売になることが決まりました。加工の過程で味が薄くなってしまう問題を解消するため、何度も試作した自信作。これから量産に向けての設計に取り掛かることになりますが、入社間もない私でも、責任ある役割を任されることに喜びを感じながら働けています。
新商品のためのアイデアを出し、試作をするのは本当に楽しいですね。トレンドを取り入れたものやカツの味付けとしては意外とも言われるようなものにも挑戦。商品化にはつながりませんでしたが、そんなチャレンジを自由にさせてくれる社風に魅力を感じています。
細かな指導をするのではなく、悩んでいたらヒントを出してくれる先輩たち。自分で考え、手を動かして行動することを応援してくれているのだと感じます。
今の目標は、新しい味を物怖じせずにたくさん提案していくこと。提案をするには製造工程やマーケティングの知識も必要だと実感しているので、他部門の仕事についての知識もつけていきたいとも思っています。また、開発には自分の想いだけでなく味を数値化するなど客観的な視点も必要です。スペシャリストとして認められるよう、仕事を楽しみながら経験と実績を積み重ねていきたいと思います。
開発としてどのように働いているか私のある1日をご紹介します。入社してからの日々をイメージしてみてください。
出勤したらユニフォームに着替え、1日のスタートです。
現在はチーズ入りのカツサンドの試作に取り組んでいます
製造に必要な生産仕様書の作成をしているのですが、まだ慣れておらず難しいです。
先輩に教えてもらいながら日々勉強です。
学んだことをノートにまとめています。
このとき次の日の試作のスケジュールも考えます。
今日も試作はうまくいってほっと一息。1日大変だったけど無事に終わりました。