社員インタビュー

美味しいカツを作っている。その自信があるから多くの人に食べてもらえるよう安全な製造環境を整える

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製造2グループ|2017年入社|特定技能

私が日本で仕事をしたいと思ったのは、日本にいる友だちが毎日楽しそうに暮らしているのを見てきたから。素敵な景色の写真を見せてもらって、私もそこにいたいと思ったことがきっかけでした。

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もともと料理が趣味で、自分が作ったものを誰かが「美味しい」と食べてくれることが嬉しく、食の魅力を伝えられるような仕事をしたいと思い、技能実習生として来日して食研で働きはじめました。日本のアニメが好きなこともあり、日本語の勉強も楽しく進めています。
入社して出会った先輩たちはみんな優しい人ばかり。日本語での指導が中心でしたが、あまり上手く話せなかった私に対しても、根気強く仕事を教えてくれたことが印象に残っています。
最初に担当した仕事は、製品の包装でした。凍結したカツを一枚ずつ検品してトレイに乗せていく役割。検品の基準がわからず、何度も先輩たちに確認しながら、食研の商品として認められるレベルを学んでいきました。その過程で味見をさせてもらった製品が本当においしくて、「私たちのカツって美味しい!」と自信を持つことができたのが嬉しかったですね。
その後は肉のスライスも経験。原料としての加工が終わった肉を機械に投入し、製品ごとの規格に合ったサイズに切り分け、サイズのチェックを行います。そこでは規格に合ったサイズにすることはもちろんですが、異物が混入しないように気を遣うこと、そしてケガをしないように安全に注意を払うこと、これらを食研は大切にしていると感じました。

担当できる業務も増えて、多角的に仕事を見られるように。
効率化やロスの削減にも積極的に取り組んでいく

他にもバッター液を作るコツ、ルールなども身につけ、今では製造工程の全体がわかるようになって、自分自身が成長したなと思っています。
経験を重ねて特定技能1号の資格を得た今では、今日はスライス、明日は包装など、いろいろな仕事を担当できる自信もついてきました。どんな仕事も私にとっては楽しく、上手くきれいに作業が進むと嬉しいですね。できる限りロスを出さず、いい商品をたくさん作ることにやりがいを感じています。
現在は梱包の仕事についても勉強中。カツが正しく作られているか、包装したフィルムは破れていないかなどを検品しながら、賞味期限などが書かれたシールを貼っていきます。この役割はお客さまに商品を出荷するための最後の工程でとても重要なもの。まだ慣れない仕事ですが、細部にまで気を配っていきたいと思っています。
この梱包の仕事は、これまで外国人が担当することはなかったそうです。最初にこの役割を担った私が、これから来る技能実習生たちに技術を正しく伝えていくためにも、しっかり勉強していこうと気持ちを引きしめているところです。

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技術を磨いて後輩の指導にも挑戦したい。
そのためには日本語能力を高めることが今の課題

将来的には特定技能2号になることを考えています。まだ日本で仕事をして、食研で技術を高めていきたいですし、後輩の教育にも携わってみたいです。
それには日本語の語学力を高めることも必要なので、仕事が終わったら勉強をする時間を持つようにしています。
入社当初は同じ技能実習生の同僚3人と一緒に住んでいましたが、今は一人暮らし。部屋探しや光熱費の支払いなどは会社からのサポートがあり、不安なく生活できています。
食研で働く人たちはみんな、誰かが困っていたらすぐに助けてくれる人ばかり。それは日本人でも外国人でも変わりありません。働きやすい環境で、一つひとつの仕事を着実に学んでくることができました。
いつか、私たちの作ったカツをベトナムにいるお母さんに食べてもらいたいなって思っています。

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