製造1グループ|2023年入社(2015年入社)|特定技能
以前から日本の文化に興味があり、いつかは日本で暮らしてみたいと思っていました。そんなときに技能実習生として食研との縁があり、日本の食べ物が好きな私にピッタリな仕事だと入社を決めたのです。
2015年、初めて来日したときは、技能実習生として3年間製造工程に携わりました。製造機械の操作が中心でしたが、日本の食品製造のルールを守るということの大切さを学ぶ期間だったと思います。
食品は人が毎日口に入れるもの。そのため私たちは安全なものを作っていかなければなりません。自分が作っているものは、お客さまだけでなく自分も食べるもの。そう思えば、ルールを守ることも当たり前なこととして取り組んでいけます。
仕事を教えてくれるのは日本人の先輩たちで、仕事中わからないことがあればすぐに質問できる環境でした。教え方も優しくてわかりやすかったですね。終業後にはみんなで一緒に食事に行くこともあり、楽しくコミュニケーションができていたと思います。
ベトナムにいる間は、日系の食品メーカーで品質管理の仕事をし、また日本語学校で日本語を教えていたのですが、また日本で働きたい、食研に戻りたいと思っていました。
そして念願かなって2023年に今度は特定技能1号という立場で再来日。特定技能には仕事への責任や高い語学力も期待されています。
そのため現在では、仕事中に技能実習生たちが困っている場面があれば、日本人との間に入って通訳をしたり、仕事を手伝ったりすることも。業務に関する指示が理解できていない実習生がいれば、間違いがないように注意を払って通訳することも多いですね。
実習生として働いていたころから、使用する機械の操作が変わっていたり、当時はまだ関わることができなかったミキシングなどの業務も担当するようになったりと、私自身改めて学び直すことも多いのですが、どの工程にも真面目に向き合うことを大切にしています。
ミキシングで混ぜる材料の分量など、間違えてしまうと食研の商品としての価値を失ってしまう。そのことを意識しながら、自分の役割や前の工程の人の仕事などを つひとつ確認して、不良品のない製造環境を作っていきたいです。
担当できる製造業務も増えましたが、今後は品質管理やスタッフのマネジメントなどにも関わってみたいという希望もあります。食研の品質を守る大切な業務、その現場を知りたいのです。
また日本語の勉強にも力を入れています。仕事で人と人とをつなぐ機会が増えて、人の感情や説明を上手く表現できずに困る場面にも遭遇しました。この課題を解消できるようになりたいのです。
日本での暮らしは楽しく、休日には大阪や京都、北海道など旅行にも行きましたが、自分が今住んでいる地域も大好きです。職場にも近く、公園やレストランも多いエリア。会社が探してくれた住まいですが、とても暮らしやすく気に入っています。
私はまだまだ日本で、食研で学びたいことがたくさんあるんです。ベトナムには日本で働きたいと思っている人たちがいます。そんなみんなに日本の働き方や文化などについても伝えていけるような知識も身につけていきたいです。