見て見ぬふり

最近、読んだ本でとても感動した本がありましたので、皆さんにご紹介します。

その本は、「世界がもし100人の村だったら」というタイトルで、元々はインターネットのチェーンメールで世界に広がったそうです。
世界の人口(当時は63億人)を100人の村に例えることで、異性や言語・宗教や教育・貧富の差などを比率で表し、よりイメージがしやすい世界の縮図のように表現されています。
(※2001年初版発行から20年近くたっていますが、既に1万冊以上を売上げ、いまだに売れている本です。当社食堂の本棚にもあるので、機会があれば是非とも読んでいただきたい1冊です)

              

現在、「地球上の富の80%以上を、たった1%の超富裕層が持つ」と言われてる一方で、貧困や飢餓で苦しんでいる人がどれだけ多いかを知り、当たり前に思える普通の生活がどんなに恵まれているか、改めて気づかされました。
2015年の国連サミットで採択され地球規模で取り組んでいる”SDGs”は、人種差別、環境問題やエネルギー問題など、17の目標と169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」をテーマとした開発目標です。

           

当社でも、今年度より各部門の組織目標に落し込み、プロジェクトチームを中心に本格的に”SDGs”に取り組む事にしました。
少しでも社会に貢献できればという思いで、見て見ぬふりをせずに「社会の公器」としての役割をしっかり努めていきたいと考えています。

余談ですが、見てみないふりをする事を英語では「エレファント・イン・ザ・ルーム」と言うそうです。直訳すると「部屋にいる象」という事ですが、部屋の中にいる大きな象を誰もが気が付いているのにもかかわらず、見て見ぬふりをする状態を言うそうです。

          

人は誰しもが都合の悪いことは、見て見ぬふりをしてしまうものですね。決して「エレファント・イン・ザ・ルーム」なんて事に、ならないように自分たちのできる”SDGs”を目指して行きます。

By IWA

 

PS:今回のこの”SDGs”をテーマとした「見て見ぬふり」を最後に、私の”ちょっと一息”への投稿は終わりとなります。

長年のご愛読どうもありがとうございました。 

見て見ぬふり